BOYS AGAIN 12

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    いつの間にか

    長屋のトタン屋根を叩く雨音の8ビートは止んでいた

    それでも止まらないイルカの母親

    色白で筋肉質なショートヘアーの彼女は まるで何かに憑依されたかのように押入れの中を一心不乱に漁り続けている

    身の毛もよだつ恐怖の中、脳裏を過ぎる

    殺るか殺られるかだ

    ならばやられる前にベースギターで思い切り殴るか

    しかし取り憑かれて もはや悪魔の化身と変わり果ててはいるも仲間の母親には違いない

    ベースのネックを握りしめる掌から汗が滴り落ちたその時

    イルカの母親はその手を止め叫んだ


    「あったー!!」



    13話に続く。。。

    TAGUCHI


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